今回はドライブ文字の変更をバッチでやる方法を紹介します。
これは余り使用しませんが、複数のHDDやDVD-ROMのドライブ文字を変更したい時に使用できます。
実行環境は下記になります。
PC | Windows10 Pro 64bit |
ドライブ文字の変更方法
ドライブ文字を変更する
今回はDVD-ROMのドライブ文字を「Mドライブ」に変更する方法を記載します。
今回はバッチファイルとテキストファイルを使います。
バッチファイル一つでも問題ないですが、今回は変更内容を別に記載します。
DVD-ROMのドライブレターをコマンドで変更する方法は以下の通り。
バッチファイルの中身
diskpartコマンドを実施します。
diskpart /s change_volume.txt
diskpartコマンドを実施し、さらに引数を設定の後変更内容が記載されたファイルを設定します。
そうすると設定が記載されているファイルの変更が実施されます。
変更内容が記載されたテキストファイルの中身
テキストファイルではまず下記のコマンドを実施し、変更対象を設定します。
select volume 0
「select volume 0」は今回の変更対象のDVD-ROMになります。
その確認方法は下記のコマンドを「diskpart」コマンド後に実施します。
list volume
上記のコマンドを実施して変更対象を確認してみてください。
そしてもう一つ肝心なドライブ文字の変更コマンドが下記になります。
assign letter=m noerr
letterの=に変更するドライブ文字を設定します。今回はMドライブに変更します。
サンプルバッチ
上記のコマンドを使用したサンプルバッチ
このサンプルバッチはドライブ文字の変更を行います。
diskpart /s Change_Volume.txt
上記をテキストエディタにコピーして拡張子を「.bat」にして保存すればバッチの完成です。
select volume 0
assign letter=m noerr
そしてバッチを実施すれば変更が出来ます。
まとめ
今回はドライブ文字の変更をバッチだけで登録出来る手順を紹介しました。
ですが、設定系はなるべくバッチを右クリックし、「管理者として実行」した方が確実に設定出来ます。権限がないユーザーで実施すると設定出来ない可能性が高いです。
今回のバッチを使えばドライブ文字の変更を一瞬で実施でき、仕事の効率化や自動化がより加速するのではないでしょうか。